サステナブルエナジーの値上げがすさまじく8月分の料金から驚かれた方も多いと思います。
(その他のほとんどの新電力会社もこぞって値上げしています。)
サステナブルエナジーの値上げ前と値上げ後の詳しい料金については掲載していきます。
目次
サステナブルエナジーの値上げ前と値上げ後の料金を比較
値上げ前の料金
値上げ後の料金
値上げ前の料金と比較すると、
従量料金 | 値上げ前(2022年5月利用分) | 値上げ後(2022年7月利用分) |
0~120kwh | 21円 | 25円 |
121~300kwh | 20円 | 25円 |
301kwh~ | 19円 | 23.75円 |
電源調達費調整額 | ー | 5,432円 |
- 従量料金は2022年6月利用分から1kwhにつき約4円程度値上げ
- 電源調達費調整額は2022年7月利用分から追加
値上げ分を月あたりで換算すると、7,000円近く値上がりしています。(燃料費調整額・再エネ賦課金・消費税別)
最も料金を高くした要因が、電源調達費調整額という項目が追加された点です。
電源調達費調整額って何?
電源調達費調整額をかんたんに言うと、電気の調達コストをお客様にご負担頂くという料金です。
サステナブルエナジーは、日本卸電力取引所(JEPX)から電気を買い取っていますが、その卸売価格(調達コスト)は時間帯によって変動します。
マイページにある、下記の電力調達状況をチェックして下さい。
グラフは、JEPXの卸売価格が1kwにつき
- 赤色が30円以上
- 黄色が13円~30円
- 緑が5円~13円
- 青は5円以下
かかることを示しています。
つまり、この卸売価格がサステナブルエナジーが設定している従量料金よりも大きく超えてしまう為、電源調達費調整額でまかなわなければ運営できないという事です。
ですので、円グラフ赤色・黄色の時間帯は調達単価が高いため節電、もしくは使わないようにしないと、我が家のように莫大な電源調達費用がかかってしまうという訳です。
JPEXで今日の卸売価格をチェック
(上記ページの上部にあるエリアプライスでお住いのエリアに変更して下さい。)
また、青色の円グラフが表示されている時間帯は調達単価が低くなるので利用量が増えても電気料金にさほど影響は出ず、電源調達費調整額の減算部分になります。
しかし、夏場と冬場は需要が増えるため、青色グラフはほとんどなく常に赤色と黄色のグラフしかありません。
ちなみに、加算と減算部分ですが、
- 円グラフ赤色・黄色の調達単価13円以上は加算される部分
- 円グラフ青色の調達単価5円以下は減算される部分です。
電源調達調整単価は、使用している電力会社や使用エリア、月ごとによって変動します。
我が家の北陸電力エリアの7月分の調達単価は平均しておよそ12円ほどとなっています。(5496÷456≒12円)
次に、これから電気代がまだまだ値上がりしてしまう要因が燃料調整額です。
再エネ賦課金(ふかきん)と燃料費調整額って何?
再エネ賦課金は全国一律のため、新電力・大手どの電力会社でも同じ料金です。(2023年5月分まで1kwhにつき34.5円)
燃料費調整額は、お住いのエリアによって単価が異なります。
電力会社 | 2022/8 | 2022/9 | 2022/10 |
北海道電力 | 4.75 | 6.82 | 8.39 |
東北電力 | 5.86 | 7.67 | 9.46 |
東京電力 | 5.1 | 6.5 | 8.07 |
中部電力 | 3.66 | 5.06 | 6.76 |
北陸電力 | 5.02 | 6.81 | 8.28 |
関西電力 | 4.9 | 6.14 | 7.47 |
中国電力 | 7.03 | 9.43 | 11.56 |
四国電力 | 5.51 | 7.57 | 9.31 |
九州電力 | 3.32 | 4.61 | 5.87 |
沖縄電力 | 8.94 | 12.45 | 15.33 |
サステナブルエナジーの燃料費調整額は大手電力会社と同じ設定金額ですが、これからもどんどん上がっていく予定です。
さらに電源調達調整単価も加わる為、毎月の電気代を見るのが怖く家計には大ダメージです。
現時点ではどの電力会社を使うのが安い?
もう今の時点では、大手電力会社に逃げるか、もしくは今でも安い料金で頑張っている新電力会社を探すかの2通りしかありません。
今、安い電力会社を探すには、エネチェンジという比較サイトが分かりやすいです。
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(いくらぐらい安くなる電力会社があるのか調べるためにもお役立てください!)
まとめ
大手と違って、ほとんどの新電力会社は自社で発電する設備を持っていない為、どうしても卸売市場の価格に左右されてしまいます。
サステナブルエナジーもその一つの新電力会社です。
サステナブルエナジーは当初利用し始めた時は、どの電力会社よりも最安値だったのですが、現在は大手よりも高くなってしまっています。
電気代が高騰している今は、一度大手と契約し直すか料金の安い新電力会社を探すようにしてみましょう!